真生会館たよりvol.1「WAKAGEの広場」「ようこそ先輩!!」
■WAKAGEの広場
カトリックの青年、またカトリックに興味のある青年たちのたまり場、交流の場。
真生会館1F学生室にて平日毎日活動しています!
スタッフとして、上智の学生の方とたくさん関わらせてもらっていることが恵みです。大学がキリスト教の大学ではないため、同じ学生の信者と関わる大切な場となっています。代々続いているこの流れを途切れさせることなく次へつなげたいです。(南部悟士)
わかげは、みんなの居場所を目指して毎日こつこつ。ふわふわ。わいわい集まっています。これからも、無理せずふわふわ、ぽかぽか、にこにこできる場所を目指します。(松島遥)
こんにちは!下川です!わかげはゆったりのんびり自由に、皆さんがいつでも来れる場所です(^-^)ぜひきてね!(下川麗愛)
月と木の担当です。いつも頑張っているみんなの、頑張らないでいられる場所を一緒に作れたら良いなと思います。是非来てね(^-^)/ (浅野瑞貴)
水・金担当で、どっちも楽しい雰囲気で、先輩スタッフと一緒に伸び伸びと活動してます。よろしくお願いします!(吉松愛)
セルヴィエヴァンジェリーの宣教師パウラです。木曜日のもくもく祈り担当で、スタッフと一緒に分かち合いと祈りのひとときを毎回準備します。忙しい日常生活の中で立ち止まって、神さまの前で安らぎを得る時間になります。
他の場所で中々話せないテーマについて話し合う喜びも感じる場だと思います。個人的にもいつでも若者の皆さんの話を聞きますから声をかけてください!他の曜日も真生会館に出入りしていて、ワカゲで待っています! (パウラ・レイス・ゴメス)
金曜日の担当です。いつの間にか7月に50歳になっていました。50で「心はまだ若い」なんて言ってるおじさんは信頼できないと、自分が若い時に思っていました。だからもう若いなんて言いません。
この年齢でワカゲのスタッフとしていることは、試練なのか恵みなのか。それでも楽しくみなさんとお話ししたいので、ぜひおいでください。おじさんなので、ゲームの話題以外はなんでものります。 よろしくお願いします。(福島一基神父)
■ようこそ先輩!!
真生会館OBにかつての思い出を語っていただきました。
ぬんく・えと・せんぺる ― 真生会館の今昔40年
真生会館に初めて来たのは大学二年生、1977年6月の夜だった。先輩から紹介された時、パチンコ屋か空手道場の建物かと思った。私が参加した「トマス研究会」は、研究員の佐伯岩夫氏(1937-2018)が主宰して毎週一回『神学大全』を少しずつ読んでは議論する、というマニアックな会。折にふれてニューマンやテイヤールなども論じ合った。佐伯さんは京都学連OBで、他に入門的な「人間論ゼミ」も開講し、福祉グループや早大カト研の顧問役をやっていて、自室に出入りする人を次々に引き合わせてくれた。他にも深水館長やシェガレ師、山口師らの指導で、学生同士の親睦団体や社会問題、宗教音楽、聖書の研究会、全国カトリック学生セミナー、学士会など、大小様々なグループが活動していた。それと並行して、新入生歓迎会や降誕祭、復活祭の行事は、これらのグループの学生が合同で行ったから、自分の属していた会の外にも多くの友人ができたのだった。
その後大学院に進学してからも、典礼研究会(土屋師)、詩篇を読む会(太田道子さん)、聖書研究会(雨宮師)と数多くの研究会や合宿を体験した。だが書物や講義から学ぶだけではない。会館には教会の内外の色々な人が出入りして、普通なら一緒にならない人々との不思議な出会いに恵まれた。小教区とはまた違った意味で「キリストの肢体」としてのカトリック教会の意味を教えてくれた会館なしに、自分の信仰生活はなかった。
改築以来、二年にわたって「キリスト教の源泉と遺産」に学ぶ講座を担当させてもらっている。信徒や学生をはじめ、修道女や神学生から、キリスト教を学びたいという商社員の方まで、多様な受講者の顔ぶれを前にすると、大学でも小教区でもない真生会館独自の役割に改めて気づく。勉強を中心にしている講座だが、それだけに尽きない新しい出会いを育む媒介の役ができれば、多少なりとも恩返しになるだろう。