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【講座】土曜講座1月25日 「平和論とは」 大木 聡
2025年1~3月土曜午後シリーズ講座
<平和> 真の「平和」を求めて ー 未来に希望を ー 第1回
1月25日(土)14:00~16:00
「平和論とは」
大木 聡(真生会館館長)
世界の各地で、紛争など人々の命を脅かす問題が頻発しています。
この状況の中で、どのようにすれば「希望」を見出すことができるでしょうか。
様々な問題の現状を知り、未来に向けて真の「平和」への道を探っていきます。
1~3月期は、ウクライナ問題の現状やノーベル平和賞を受賞した「日本被団協」の方からの話を聴き、共に考えます。
講師からのメッセージ
今回は、「平和学の父」と呼ばれるヨハン・ガルトゥングの平和論を中心に話します。彼が『日本人のための平和論』の中で日本に向けた提言を皆さんと分かち合いたいと考えています。
ガルトゥングは、日本が抱える諸問題の解決のための4つの提案をしています。
皆さんはどう思いますか。一緒に話しましょう。
- 領土の共同所有 日本とアジア大陸の間にある諸島の領有権を相手国と共有することにより、疑心暗鬼や一触即発の緊張状態を解消し、戦争という愚かな選択を避ける。
- 東北アジア共同体 日本、二つのチャイナ、二つのコリア、モンゴル、極東ロシアの7つの国と地域からなる共同体をつくる。
- 専守防衛 他国の領土を攻撃する能力がなく、軍拡競争を刺激しない武器を保有して、日本の国境線を守る。
- 対米従属からの決別 日本は1945年8月15日以来、今も米国に占領され続けている。占領は日本の奥深くまで浸透し、植民地レベルに達している。この状態から脱しない限り、日本は独自の方法で東アジアの平和に貢献することができない。
講師プロフィール
山梨大学大学院修士課程で電気工学を専攻し、IT企業に勤務しソフトウェア作成やシステム開発にあたった。
10年間のSE生活の後、上智大学神学部に社会人入学して神学を学ぶ。 上智大学に在学中は、真生会館「ワカゲ」スタッフとして働いた。 上智大学大学院神学部博士前期課程を終了後に、横浜教区事務局で職員として勤務した。
2016年に真生会館の館長となる。 これまでに様々な教会活動に携わり、カトリック青年連絡協議会事務局長、カトリック社会問題研究所代表幹事などを務める。
ZOOMによるオンライン受講もあり、見逃し配信は一定期間、視聴することができます。
学生は受講料が無料。ZOOM受講をご希望の学生の方は、メールでご連絡をお願いいたします。
皆さまのご参加をお待ち申し上げております。
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