【講座】今期最後の木曜日「カトリック教会の歴史を振り返る」、「岩下壮一の読書会」
今期の講座も、クリスマス前には段々と終了していきます。
木曜日は、
「カトリック教会の歴史を振り返る―歴史の中での功罪」
木曜日13:30~15:00
講師: 増田 祐志(イエズス会司祭)
今回はテキスト第五、六章「宗教改革から第一バチカン公会議へ」「第二バチカン公会議」に入っていきます。
今とのつながりから、イエス活動と教会がヨーロッパに定着する時代を振り返ります。
各時代でのカトリック教会の動きや思想、その時代の教皇の言動や修
道会の動向、社会に対しての影響など、教会の功罪両面をとおして「イエ
スにもとづく教会とは?」という本質にせまる講座を考えています。
テキスト:『カトリック教会論への招き』増田 祐志 著(ぎょうせい)
「岩下壮一の読書会」
木曜日19:00~20:30
講師:阿部 仲麻呂(サレジオ会司祭)
今回は、「ディダケーに現れたる教会制度」の続きからスタートです。
今後は、
「初代教会における教役者」(『信仰の遺産』59-81頁)
「カトリックの宗教態度」(『信仰の遺産』82-105頁)
へと進んでいきます。
開講にあたっての阿部師からのメッセージ
9月から12月にかけて、岩下壮一(1889-1940年)の『信仰の遺産』という著作を手がかりにして、キリストの志を引き継ぐ歩みの意味を、ごいっしょに考えましょう。つまり岩下の思索をたどることによって、「キリストといっしょに歩むよろこび」を確認することが出来れば幸いです。
真生会館の創立者の岩下壮一は司祭としても研究者としても社会事業家としても生涯をかけてキリストといっしょに歩むことに全力を尽くしましたので、今回の読書会は彼の志を受け継ぐためには良き機会となることでしょう。
どうぞ、ご参加ください。